ネコパンチにペリカンの追い込み漁、お風呂好きのカピバラ…
そして、夜空に瞬く星の光は、何億光年か前のもの。
あの時、光の家族は、それぞれ前を進む光を見失わないように
さも神妙そうに、隊列をなして長い長い旅を続けていた。
だけど気付いた時には、結局ひとりぼっちだった。
つまりこの世に時間なんて存在しないということ。
内容的には、京都で開催した2つの展覧会[Sportivo Romantico][Robabianca]
に続く3作品展目という位置付けになります。
Sportivo Romanticoでは、作家自身が赤いスポーツカーで走り抜ける感触を、Robabiancaでは白いロバと一緒に旅しながら出会った世界を表現。今回発表する一連の作品は光の家族の旅に始まり、家族からはぐれてひとりぼっちになってしまった”光”の感情を感傷的に、かつ、感覚的に『その世界』を表現している。
ゆっくり時間をかけて深く塗り込まれた色を見て感じてほしいと思います。