今回の展示は間もなく20歳を迎えるぼくがこれまで世界とどう接し、対峙してきたのか、その眼差しを探り、記録し、それを他者と交わらせる試みです。
展示物は、小学校の作文からTwitterの投稿までさまざまな形で綴られてきたテクスト、15歳頃から撮りためてきた写真、それからぼくがこれまで触れてきた文章や音楽、モノたちです。
もちろんこれらの展示だけで、ぼくの眼差しはなにでできているのか?という問いに答えることはできません。ぼくがなにを経験してきたのか、どんな人たちに囲まれてきたのかといったピースが足りません。しかし、これらの事柄を詳細に記述しそれをオープンな場に置くということは適切でないと判断しました。ですから来ていただいた方と直接お話するなかで明らかにできればと思っています。
脳内をさらけ出し、それを解きほぐすということは恥ずかしいことです。正しく伝わらないかもしれない、馬鹿にされるかもしれない、何より自分の未熟さを突きつけられるものです。しかしそれでもなお自分以外の人間に見てもらいたいという思いが勝りました。それは、自分の思考が机上の知的遊戯の枠を超えて、アクチュアルな問題にどう接近していけるのか、現実にある社会、生きる人々にどのような意味をもてるのかを確かめたいというここ数年で膨れ上がった思いからくるものです。
ぜひあなたに見てもらいたい。あなたの真摯な眼差しと交わるところになにが生まれるのか楽しみで仕方ありません。私はただ、あなたと踊りたい。6/22~26、ぜひお越しください。 |