人間は、この世に生を受けた時、人の手によって取り出されるものだ。
人はこの世に生を受けた瞬間から、人と関わって生きてきたものだ。
知らぬ間に、人と人との間に生きてきているのよね。
それが、人間。
覚える。感じる。経験する。生活する。表現する。伝える。生きていく。
自分を愛す。
このほとんどは、脳そして心と繋がっている「手」で行われている。
私達にとってなくてはならない、何よりも大切な役目を果たしてくれている。
それが、手。
触れたり、撫でたり、手をつないだり。
愛し合ったり。
人と人が関わるためにも、その「手」はあるものね。
私もそうよ。
この世界も、その「手」のお陰でここまで生きてこれたんだと思う。
愛され、愛してきたから。
私には、愛することができる「手」がある。
私たちにはある。
「手」があるモノたち。
「心の手」があるモノたち。
手と手を合わせれば。
手と手で触れるだけで。
もっと、もっと大きなものが作れるはず。
手と手で関わり、共有し合い、みんなで一緒に生きていけるはず。
みんなで一緒に生きていきたい。
今回、私はこの作品を作るのに、毎日少しずつ「手」を加えてきました。
毎日毎日、違う環境にあったり、違う感情になっていた自分。
その毎日違う自分として、ちょっとずつ足していきました。
どんな状態の自分でも。そうしたら、何かが完成した。
少しでもいいから、手を貸したい。
愛したい。
LIZA |